金色の月

心と生活を楽に豊かにできるような、色んなことを綴ります。目指すはお薦め日替わりランチプレートみたいなブログ。

「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義」の感想

 今日は、kinironotukiです。

 

 書籍の広告を見て気になっていた、「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義」(ブライアン・R・リトル著)を先週読みました。

 

 斬新な考えが書かれているわけではないですが、記憶が薄れかけていたことを再確認したり、読んでいて最近の自分の考えと重なって、肯定してもらっているようで、満たされた気持ちになりました。

 

 最終章あたりに記憶に留めておきたい言葉が多かったです。そのいくつかをご紹介します。

 

 “たとえば、「10ポンド減量する」など直接的に表現されたパーソナル・プロジェクトは、「減量に挑戦する」といった漠然とした言葉で表現されたものより、成功する確率が高く、幸福度にもいい影響を及ぼすと考えられるのです。

可能性を考えるのではだめなのです。大切なのは「やってみる」ではなく「やるか、やらないか」なのです。”

 

“〝何においても優れている天才と、何をやってもダメなバカ″という視点ではなく、〝誰でも、ある分野では技能があり、別の分野では技能がない″と考えられれば、「技能は努力によって身につけられるものだ」ということも理解できます。

 視点を現実的なものに変えることで、彼は自分を含めて「人間は変わり、成長できる」ということに気づけるようになるのです。”

 

“「もっと社交的になる」というセルフ・プロジェクトに取り組むもう一方の女性について考えてみましょう。彼女は、積極的に人と関わることのメリットを自分自身で熟考し、行動に移そうとしています。そしてこれを実験的に少しずつ試しています。このチャレンジを、自らの可能性を広げる興味深いプロセスだととらえていて、心地よさを感じています。彼女はこれを、自ら選択したコア・プロジェクトだと見なしています。”

 

“これからは、自分は複数の自分で構成されていることを知り、そうしている自分を許そうとしてみてください。

そしてもう一つは、あなたの要望に応え、挑戦をサポートし、献身的に愛してくれた内なる自分です。自分のパーソナリティを形づくり、幸福になるよう導き、時に下手な冗談に笑ってくれ、必要なときに抱きしめてくれたのは、人生をともに歩んできた自分自身です。

 どんな自分も受け入れることで、私たちは生きてきたのです。

 そんな自分にこそ、乾杯しましょう。”

 

 

“「もっと社交的になる」というセルフ・プロジェクトに取り組む”というのがまさに今の私。これは家族以外には話していないこと。だから本の中に自分のことが書いてあるようでびっくりしました。

 実行し始めて数ヶ月になります。具体的に言うと、ある講習会で知らない人に声をかけて、お昼ご飯を一緒に食べながらおしゃべりしたり。ほかの人から、友達同士だと思われるほど楽しめて。そういうことを心地よくできるようになってきているのを、それでいいんだと言ってもらっているような気がしました。私としては、これだけでも読んで良かったという感じです。 

 

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